事務所・工場の省エネに貢献する
日射遮蔽システム

事務所・工場の省エネを検討する際、夏期の日射を遮蔽するシステムは有効です。窓面で外断熱という発想はありますが、建物の南面、東面、西面全体をシートで覆うことはありません。窓だけでなく、建物躯体からの室内への熱侵入を抑止する葦簀(よしず)効果を実現する日射遮蔽システムを発案しました。

日射遮蔽シート設置状況
日射遮蔽シートは窓面だけでなく、建物躯体部分(室内天井高さから地面高さまで)も覆います。屋外からは室内の様子を見ることができません。

室内状況(ブラインド、日射遮蔽シート施工部) 測定詳細状況(日射遮蔽シート施工部、未施工部)
室内では日射遮蔽シートを施工していない部分はブラインドを下ろしています。室内の明るさはブラインドを下ろしている状況と同様で、日射遮蔽シート越しに屋外の気配がわかります。測定詳細状況(写真撮影用にブラインドは上げている)では、窓面室内側表面温度と腰壁天端の表面温度を測定しています。

温度測定結果(日射遮蔽シート未施工部、施工部の比較)
日射遮蔽シート未施工部と施工部を比較すると最大10℃の温度差があることがわかります。