問 被災する建物と被災しない建物に違いはあるのか? 被災前の対策はあるのか?

 基本的には耐震強度の高い建物ほど、被災する確率は低くなります。しかし、近年の大規模地震では新耐震の建物でも被災例はあり、直近の能登地震では、7階建ビルの杭破断による倒壊事例もあります。これは、地盤・杭・基礎・建物総重量と地震波の兼ね合いで、建物が共振することで被災する可能性を示唆するものです。

卓越周期発生の有無が顕著な事例(2022年3/16福島県沖地震)

答①『 サイセブ 』 の導入によって、所有建物で得られた中規模地震の入力地震波から卓越周期発生の有無を確認する。

答②卓越周期発生がある建物の場合、共振を妨げる耐震補強工事を実施することで、被災度合いは低減する。